【卓球 2024年パリオリンピック代表選考基準まとめ】国内選考会・Tリーグなどで獲得するポイント制を導入!

こんにちは。らっこです。

 

東京オリンピックでも盛り上がった卓球競技ですが、すでに2024年のパリオリンピックに向けた代表選考がスタートしています。

前回の東京オリンピックでは世界ランキング上位選手から代表を選出しました。

パリオリンピック代表は国内選考会・パリオリンピック代表選考ポイントを新設し、国内選手同士の試合結果を重視した選考レースが行われます。

このページでは、どのような基準でパリ五輪の卓球日本代表が決まるのかを詳しく解説します。

 

関連記事→【卓球 パリオリンピック代表選考ポイント表:最新版】

パリオリンピック日本代表選手の選考基準(2021年9月11日発表)

まずは、日本卓球連盟が2021年9月11日に発表した選考基準の考え方をまとめてみました。

現在の選考基準は暫定版

パリオリンピック代表選考がスタートしている卓球競技ですが、選考基準はまだ正式決定していません

なぜかというと、国際オリンピック連盟が定める『2024 年パリオリンピック開催要項』がまだ決定していないからです。

『2024 年パリオリンピック開催要項』が2022年度中に発表される予定なので、それに伴って選考基準も正式決定するでしょう。

とはいえ、発表を待っていると選考期間が短くなるため、日本卓球連盟は暫定版の選考基準に沿って選考レースを進めています。

 

選考対象期間

2022 年全日本選手権大会終了翌日(2022年1月31日)~ 2024 年全日本選手権大会終了日(2024年1月頃)までの約2年間。

 

代表候補選手の発表予定日

2024 年の全日本卓球選手権大会終了後(2024年1月頃)、数日以内に発表予定。

 

各種目の出場枠と選考方法

2024年パリ五輪における卓球の出場枠と選考基準(暫定版)はこちら。

【シングルス代表候補】

代表枠:男女各2名。

選出基準:日本卓球協会が独自に設定するパリオリンピック代表選考ポイントの獲得ポイント上位2名を選出。

 

【団体戦代表候補】

代表枠:男女各3名(内訳:シングルス代表候補2名+団体代表候補1名)

選出基準:シングルス代表候補とダブルスの相性が良く、団体戦でダブルス・シングルス共に活躍が期待できる選手を選出。

 

【混合ミックスダブルス代表候補】

代表枠:男女各1名内訳:シングルス代表候補・団体代表候補から男女各1名)

選出基準:シングルス・団体の男女各3名の選手の中から、相性の良い男女ペア1組を選出。

出場枠は前回大会と同じく男女各3名の計6名です。

団体代表候補1名はシングルス代表とのダブルスの相性に左右されるため、確実に出場するためにはシングルス代表枠を獲得する必要があります。

 

『パリオリンピック代表選考ポイント』ってなに?

シングルス代表を目指すために必要となる『パリ五輪代表選考ポイント』は、日本卓球協会が独自に設定しました。

対象となる大会に参戦し、好成績を残すことでポイントを獲得できます。

※世界ランキングのためのランキングポイントとは全く別のポイントシステムです。

ポイントの対象となる大会

『パリオリンピック代表選考ポイント』を獲得できるのは下記の大会です。

選手はこれらの大会の出場権を得ることが、オリンピックへの第一目標となります。

【2022年】

  • 国内大会:第1回パリオリンピック選考会(3月)→結果はこちら
  • 国内大会:第2回パリオリンピック選考会(9月)
  • 国内大会:第3回パリオリンピック選考会(11月)
  • 国内大会:Tリーグ個人戦 8月13・14日に開催
  • 国内大会:Tリーグ団体戦の各試合
  • 国際大会:アジア競技大会 シングルス(9月→2022/5/6(金)に延期の発表あり

【2023年】

  • 国内大会:全日本選手権大会
  • 国内大会:第4回パリオリンピック選考会
  • 国内大会:第5回パリオリンピック選考会
  • 国内大会:第6回パリオリンピック選考会
  • 国内大会:Tリーグ個人戦
  • 国内大会:Tリーグ団体戦の各試合 ※2023年12月末までの試合が対象
  • 国際大会:世界選手権大会 シングルス
  • 国際大会:アジア選手権大会 シングルス

【2023年】

  • 国内大会:全日本選手権大会

 

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大会別のポイント表

 

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前回オリンピックとの選考基準の違いとは?

パリオリンピックの代表選考は、前回の東京オリンピックの代表選考と基準が全く異なります

  • 東京オリンピック選考 世界ランキングが基準
  • パリオリンピック選考 パリオリンピック代表選考ポイントが基準

どのように基準が変わったのかをここでは詳しく解説していきます。

▶参考記事:ラリーズの宮﨑強化本部長へのインタビュー記事

 

国際大会よりも国内大会の成績を重視する

パリオリンピック代表選考は、日本卓球協会が設定する「パリオリンピック代表選考ポイント」によって決定します。

このポイントは、新設されたパリオリンピック選考会や全日本選手権大会・Tリーグといった国内大会で獲得できます。

一方、国際大会でポイント対象となっているのはアジア競技大会・世界選手権大会・アジア選手権大会の3大会のみです。

このように、パリオリンピック選考では国内大会が重視されていますが、前回の東京オリンピック選考では国際大会の成績が重視されていました。

 

東京オリンピック代表選考は世界ランキングが基準だったため、ランキングポイントを獲得できる国際大会に多く出て、好成績を上げることが重要でした。

そのため、選考レース終盤ではタイトなスケジュールで世界中を転戦する選手が続出しました。

特に熾烈な戦いとなった女子シングルス2枠目を狙う石川佳純と平野美宇は、下位ランクの大会に出場するためにカナダへ行き、決勝で平野選手に勝利した石川選手がわずか135ポイント差でシングルス代表をもぎ取っています。

しかし、新型コロナウイルスによって国際大会の開催中止・延期が頻発するようになり、世界ランキングを基準とする選考は難しくなりました。

その結果、「パリオリンピック代表選考ポイント」による国内大会重視の選考方法が採用されたのです。

 

Tリーグにもポイントが付与される

Tリーグは、2018年にスタートした日本のセミプロ卓球リーグで、基本的に10月から翌年3月までの期間で試合を行います。

2022年から団体戦だけでなく、Tリーグ個人戦を新設することが決定しています。

国内リーグは世界ランキングには関係しないため、東京オリンピックの代表選考では対象外でした。

しかし、国際大会に参戦できるか分からない状況で日本選手の実力を上げる方法を考えた結果、年間試合数の多いTリーグを重視する方向に切り替わり、「パリオリンピック代表選考ポイント」が付与されることになりました。

コロナ禍だからこその決定と言えるのではないでしょうか。

開催が不透明な国際大会をあてにするよりも、安定開催が見込めるTリーグで確実に試合経験を積む方が良いとの判断なのでしょう。

 

ただ、これまで海外での試合を主戦場とする選手はTリーグに参加していませんでした

Tリーグ不参加の選手で有名なのが女子の伊藤美誠です。

伊藤選手はオリンピックで勝つため、中国選手をはじめ海外選手との対戦経験を求めて海外遠征に力を入れてきました。

しかし、上記の「大会別のポイント表」を見て分かる通り、Tリーグのポイントは選考に大きく影響します。

Tリーグに参戦するのか、海外で経験を積むのか、各選手の決断にも注目が集まることでしょう。

 

WTTシリーズはパリ五輪代表選考ポイントの対象外

従来のITTFワールドツアーに代わり、2021年からスタートしたWTTシリーズ

東京オリンピック選考では、ITTFワールドツアーでポイントを獲得し世界ランキングを上げることが重要でした。

今回のパリオリンピック選考では、大きく3つの理由により対象外となりました。

  • WTTの大会は出場権が公平ではない
  • コロナ禍の影響で大会の開催が不透明
  • WTTのスケジュール発表が遅い

日本卓球協会が国際大会よりも国内大会を重視するきっかけとなったのが、WTTシリーズの不安定さなのではないでしょうか。

出場権が公平でしっかりスケジュールが決まっていたら、パリオリンピック選考に含まれていたかもしれません。

たらればですが、もしそうなら日本選手にもっと海外選手と戦う機会があったかも…と思うと残念です。

 

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