こんにちは。らっこです。
ここ数年の相撲人気はすごいですね。
スー女・イケメン力士といった言葉も出来ましたし。
私の子ども時代は、テレビ観戦している祖父母にたいして「他のチャンネル見せてほしいなぁ」なんて思ったものです。
そんな私はこのブームには乗り切れてなかったのですが、友人スー女が語る大相撲への愛がそれはそれは激しすぎて、ちょっとだけ見てみようかなと興味を持ちはじめました。
とはいえ、全くの初心者なので『大相撲の解剖図鑑』を読むところからスタート。
その名の通り、大相撲について解説してある本なのですが、読みやすくどんどんページが進みます。
これで、スー女になれた!とまではいきませんが、「相撲って退屈だ」というイメージからは抜け出せましたよ。
私のように「何か入門編の分かりやすい本ないかな?」と探している方におすすめです。
もくじ
パラパラ読みでも楽しさが分かる図鑑
大相撲のルール・決まり手・番付表の読み方から、力士の一日・親方の仕事といった裏側までを網羅しています。
なんと、力士のお給料や生活事情まで丸分かり。
元行司さんが監修されているのですが、イラストも豊富で専門的な難しさは一切ありません。
正直、「本文読まなくても、図解だけで十分理解できるのでは?」と思うほど。
「相撲に興味はあるけど、何から知ればいいの?」という初心者の目線に立って、スポーツとして、文化としての楽しみ方を教えてくれる一冊です。
『大相撲の解剖図鑑』の見どころ
お相撲さんの動きの意味を知る
「取り組み始まるまでが長すぎる!」というのが相撲苦手派のイメージじゃないでしょうか。
私もそう思っていたのですが、この本を読んでいくと、お相撲さんの所作の1つ1つに意味があることがよく分かります。
土俵で四股をふむことや、塩をまくことなども、五穀豊穣を願う儀式がもとになっているそうです。
「今、お相撲さんは○○をしている!」というのが分かると、急にワクワクしてくるから不思議です。
さらに、技の数々は文字ではなく、イラストで見れば分かる状態で紹介されています。
一目瞭然、分かりやすい!
「○○っていう技をねらったのかな?」なーんてことを、言えちゃう日は近いかも?!
国技館のハイテク構造にびっくり
大相撲の本場所が行われるのは、東京・大阪・名古屋・福岡の4ヶ所。
この本では、全ての会場が紹介されていますが、注目はなんといっても東京・両国国技館。
内観のイラスト・裏側の見取り図・輪切り図解などなど。
国技館をあらゆる角度から切り取って見せることで、この建物の構造の緻密さが浮き彫りになります。
また、知らない方も多いと思うのですが、両国国技館は相撲専用の会場というわけではありません。
他のスポーツイベントや音楽イベントにも対応できるように、土俵や一部の升席は可動式です。
その一方で、土俵築(土俵作り)は今でも40人がかりの手作業で行われています。
そう考えると、ハイテクと伝統文化が融合している面白い建物ですよね。
大相撲を支える裏方のしごと
お相撲さんのことは知っていても、意外と知られていないのが裏方のしごとのこと。
親方・おかみさん・行司・呼出・床山などなど、多くの人が関わって大相撲は運営されています。
また、それぞれの仕事内容も思った以上に幅広く、多忙な様子が読み取れます。
一番びっくりしたのは、番付表が行司さんの手書きであること。
行司さんは見習い時代からずーーっと練習して、あの独特の文字を習得するそうですよ。
私は裏方の仕事を知るのが好きなので、このような活躍が書かれていてさらに相撲への興味が増しました。
おすすめの楽しみ方:お気に入りの力士を見つけよう
この本と共に、実際に見に行く・テレビ観戦するのもいいのですが…。
まずは、お気に入りの力士を見つけましょう!!
これは相撲に限らず、スポーツはなんとなく見るよりも「誰かを応援する」方が楽しめると思っています。(卓球では伊藤美誠ちゃんを応援中!)
ちなみに私のお気に入り力士は…可愛いで有名な千代丸関。
ミーハーだと思うけど、とにかく可愛いから仕方がない!!
大相撲七月場所は千代丸たんをガン見していることでしょう。
まとめ: 本場所もいいけどまずはテレビで。
この図鑑を読み終わったのなら、すぐに本場所を見に行ったとしても楽しめるかもしれません。
力士・観戦・会場のことからチケットの取り方まで、幅広く書かれていて、大相撲の教科書と言ってもいいくらい分かりやすかったです。
興味がなくても、この本を読んで相撲ファンになった人もいるんじゃないかな。
実際、私は思わず相撲協会のTwitterをフォローしましたし 笑
私自身は、スロー映像とか見たい派なので、まずはテレビ観戦。
どうしてもお相撲さんに会いたくなったら…チケット頑張ってとります!
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