こんにちは。らっこです。
今回紹介するのは、『日本人がいちばん暮らしやすい間取り図鑑』です。
新聞広告やチラシ・ネットなどでお馴染みの間取り。
あれこれ想像しながら「ここにベッド置きたいな」とチラシに書き込んでみたり、「お風呂の大きい部屋に住みたいな」と妄想してみたり。
子どものころに、好きな間取りを画用紙やダンボールで作って遊んでいた方もいるのではないでしょうか。
そんな根っからの間取り好きの方なら眺めているだけでワクワクできる、ぜひ読んでほしい図鑑です。
また、今まさに新築・リフォームを考えている方には、「こんな間取りの家が作れるんだ!」という参考になるのでおすすめです。
もくじ
これってどんな図鑑なの?
実際に建築された住宅から厳選
設計事務所・フリーダムアーキテクツが手掛けた住宅の間取りを集めた図鑑。
2000棟以上の住宅の中から、150棟が紹介されています。
同じ日本でも地域によって気候風土は違いますが、その土地その土地で快適に暮らせるように工夫された間取りは必見です。
面白い間取り・不思議な間取り・安い間取りというような特集本もありますが、本作は題名通り「暮らしやすいこと」を追求した設計士の思いの詰まった一冊です。
『日本人がいちばん暮らしやすい間取り図鑑』の見どころ
部屋別でカテゴリー分けして紹介
キッチンから考える間取り、バルコニーから考える間取り、和室から考える間取り、トイレから考える間取り…などなど。
この本の一番の特徴は、「○○の部屋をどんな目的で配置するのか」というこだわりを伝えるために、部屋別で間取りを紹介していることです。
例えば、子ども部屋のカテゴリー。
子ども部屋が2部屋並んでいる間取りもあれば、全く離れた位置にある間取りもあるなど、いくつものバリエーションを見せてくれます。
「我が家の子どもたちにはどんな距離感の配置がいいだろう?」と楽しんで考えられますし、思ってもみなかった斬新な間取りに出会えるかもしれません。
3D間取りがとにかく見やすい
間取りって平面画なので、見ていてもよく分からない部分があったりしますよね。
「あれ?ここの段差って実際などんな風になるのかな?」
それが3Dだと、どうでしょう!
とにかく見やすい!
段差も分かりやすいし、空間の広がりも立体的に感じられますよね。
ただ、全ての間取りが3Dで載っているわけではないので、そこが少し残念。
でも、そのかわりに写真や家族構成が載っているので、実際の生活が想像しやすく「私もこんなのがいいなぁ」と夢が広がります。
真似したいアイデアが盛りだくさん
この本なのですが、部屋別に特集しているからなのか、何人もの設計士が関わっているからなのか…。
とにかく間取りがバラバラ!!
チラシとかだと似たような家がいくつも載っていますが、定番の形はほとんど出てきません。
それぞれの設計士のアイデアを集めた、間取りのカタログといえるでしょう。
だから、「トイレはこれで、キッチンはこっちで…」と取り入れたい間取りを選ぶことで、自分たちのオリジナルの家をつくることが出来るかもしれませんよ。
おすすめの楽しみ方: 設計士のアイデアを推理する
実際に作られた住宅の間取り図鑑、と聞くとなんだか難しそうに思うかもしれませんが…。
この本に興味を持つくらいの間取り好きの方なら、眺めるだけでも楽しむことができるでしょう。
私のおすすめは、謎解きしながら読むこと。
全ての間取りには、「どんな目的でその間取りになったのか」が解説されています。
だから、私はまず解説を読まずに間取りから推理していきます。
「この階段からリビングへ光が入るようにしているの?」
「寝室からの導線を考えてトイレはこの位置に?」
など、自分の考えを見つけてから解説を読んで、答え合わせをするわけです。
ちょっと設計士になった気分になってみるのも楽しいですよ。
まとめ: 趣味にも実用にも十分すぎる読み応え
「もし私なら」「もし僕なら」とあれこれイメージしながらこの図鑑を見ていると、家への夢がどんどん膨らんできます。
私は考えているだけで楽しいのですが、実際の新築・リフォームのための参考資料にするのもいいのではないでしょうか。
趣味でも実用でも楽しめるのがこの図鑑のいいところ。
ぜひ一度眺めてみてくださいね。
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