『AKB48 衣装図鑑 放課後のクローゼット ~あの頃、彼女がいたら~ 』の感想・レビュー 服飾デザイン・イラストの資料としても必見!

こんにちは。らっこです。

 

アイドル戦国時代という言葉が出てきたのが、2011年ごろでしょうか。

2013年には、朝ドラ「あまちゃん」で主人公がアイドルになりましたね。

では最近は?というと、テレビで見る数は少なくなりましたが、各地のアイドルフェスには多くのアイドルが出演し賑わっているようです。

私自身は、今やももクロを追っかけるだけで精一杯なのですが、一時期AKBも熱心に見ていました。(テレビで見るだけでしたが、えれぴょんが好きでした)

 

そこで、今回紹介するのは『AKB48 衣装図鑑 放課後のクローゼット ~あの頃、彼女がいたら~ 』です。

 

 

「あ。この衣装テレビで見たな~」なんて懐かしい気分で眺めているだけでも楽しめます。

想像していた以上に細かい工夫に溢れているので、ファンじゃなくてもファッション好きな人ならワクワクするんじゃないでしょうか。

では、早速内容を紹介していきます!

 


 

これってどんな図鑑なの?

AKB48衣装部の魂を感じる一冊

AKB48のCDシングル曲はもちろん、テレビ披露・劇場公演・メンバーの卒業公演などまでを網羅した衣装本です。

メンバーの人数が多いのはもちろん、CD発売・テレビ出演も多いAKBグループ。

他のアイドルグループの衣装作りとは根本的にちがうことが垣間見えます。

・とにかく、量を作らなければいけない。

・ときには1週間という短期間で完成させる

少し考えただけでも、かなりハードスケジュールで作られているのが分かります。

 

だから、この本はアイドル本というより、衣装部の日々の戦いの記録として読んだ方がしっくりくるかもしれません。

なかでも、茅野しのぶさん(AKB結成時から衣装を担当)のインタビューは、ファンの方たちの楽しみを増幅させるためのこだわりが語られており、読み応えがありますよ。

 

『AKB48 衣装図鑑 放課後のクローゼット 』の見どころ

では、私が「これはすごい!!」と思った見どころを紹介していきます。

全1102着のカラー写真は圧巻

ブックカバーの裏にも衣装がズラリ

 

パラパラ~とめくっただけでも、カラフルな衣装に目を奪われますが、一番びっくりするのは量です。

 

その数1102着。

 

それもそのはず、AKBグループの衣装は一人一人のキャラクターに合わせて、ちょっとずつデザインを変えているんです。

だから、選抜メンバーが12人なら12デザインの衣装が作られているので、数も膨大になります

「レースの付け方だけで印象が変わるんだな」

「この子のキャラだからスカート長めなのかな」

と、1着ごとにあれこれ想像しながら楽しむことができます。

 

限られた予算の中で絞り出したアイデア

この本は、時系列にそって衣装が紹介されているのですが、読んでいくと気づくんです。

 

初期って本当にお金無かったんだな…ってことが。

 

まず、布というか生地が全然違います。

近年は、オリジナルのプリント柄やファーも多く使われており、素人目にも豪華になっていることが分かります。

それに対して、初期は予算の関係から既製品をリメイクして作っています。

ここで注目なのは、既製品をステージ映え・ダンス映えするように作り変えるアイデアです。

  • 裁断方法の工夫
  • 生地のチラ見せ
  • リボン・ネクタイのアレンジ

予算の中で出来ることは少なかったはずなのですが、見事にメンバーが輝く衣装を作り上げています。

 

え?それ使うの?驚きの素材で作られる衣装たち

AKB48 37thシングル 心のプラカード

センター 渡辺麻友

衣装メイン素材 プチプチと風船

 

え?!あのプチプチ?

 

上は風船、下はプチプチで作られている

 

そうです。

荷物のすきまに入れたり、割れ物を包んだりする、あのプチプチです。

 

まゆゆ総選挙1位の楽曲にまさかの素材で、当時はファンの方も驚いたのではないでしょうか。

型が安定せず衣装部泣かせの素材だったそうですが、見事な一着に仕上げるのはさすがプロです。

他にも、新聞紙やビニールといった身近な素材を使用したものもありますので、是非チェックしてほしいです。

 

おすすめの楽しみ方:衣装写真とデザイン画を見比べる

次に、私おすすめの読み方を紹介したいと思います。

この本では、シングル曲のデザイン画が掲載されています。

 

言い訳Maybeの衣装デザイン

 

このデザイン画と解説をみながら、自分なりに分析しながら読んでいきます。

 

「ふむふむ。当初はこの予定だったけど、こっちに変更したのか…」

「おっ!曲のイメージとは真逆のこの色使うんだ…」

 

なんて風に、ファッション評論家になりきる遊びなのですが、なかなか面白いですよ。

 

まとめ:想像力の鍛え方が知りたくなります

この本を最後まで読んで思ったことがあります。

「総合プロデューサーってほんとに全部考えているんだ」

秋元康さんの仕事って、曲を選んで歌詞書いて、ステージの構成考えて…。

くらいのことは知っていたんですが、衣装にもアイデアを出しているみたいなんです。

「少年のイメージ」とか「飲料のCMイメージ」とか。

秋元さんの頭の中には、「○○なイメージの衣装を着て歌って踊るアイドル」の絵が見えているんですよね。

 

さらに凄いのは、「○○のイメージ」とだけ伝えられて、そこからデザインを膨らませる衣装部。

カルチャーを作るプロたちって想像力のバケモノなんだなぁと、ただただ驚くばかりです。

これからファッション業界やデザイン業界で働きたい!と思っている方にも、この本は勉強になる1冊ではないでしょうか。

興味のある方はぜひ手にとってみてくださいね。

 

▽今回紹介したAKB48の衣装本はこちら▽

 

▽第二弾で名古屋のSKE48の衣装本も発売されてます▽

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