『大江戸くらし図鑑 地図と図解で迫る江戸の世界』の感想・レビュー 江戸っ子が主役!当時の粋な生活がまるわかり

こんにちは。らっこです。

 

突然ですが…

大江戸捜査網って知っていますか?

時代劇の中で一番好きな作品で、なかでも里見浩太朗シリーズがお気に入りです。

たま~に再放送していますが、もっとしてくれたらいいのにと思っています。

テーマ曲がワクワクするのと、里見浩太朗の顔がとにかく綺麗。

かっこいいというか…なんかすっごく綺麗。

ドキドキしちゃうので是非みなさんに見てほしい作品です。

 

まぁそんな感じで時代劇が好きなので、江戸の暮らしについて知りたいな~と思っていたんです。

とはいえ、「歴史書は読むのに時間かかるし」と思っていて見つけたのがこちら。

『大江戸くらし図鑑 地図と図解で迫る江戸の世界』

 

 

表紙はびっくりするようなショッキングピンクですが、なかなか渋い一冊です。

当時描かれた絵画と地図が多く紹介されており、眺めているだけでも楽しめます。

時代劇ではあまり見えてこない町民たちの生活ぶりを解剖した図鑑です。

 


 

これってどんな図鑑なの?

江戸っ子の暮らしにスポットを当てた図鑑

徳川家が築いた江戸の町

江戸時代の町民たち=江戸っ子が主役です。

当時の生活ぶり・マネー事情から、当時の庶民が楽しんだ観光名所・娯楽まで網羅しています。

「江戸時代といえば武士」という本が多い中で、とても珍しい視点で紹介している図鑑です。

また、徳川家がどのように江戸の地を開発したのかも紹介されています。

地方都市だった江戸が、世界有数の大都市へ変貌を遂げた歴史は必見です。

 

 

『大江戸くらし図鑑』のみどころ

カメラで撮られた江戸のリアルな風景

江戸の街並みを写した貴重な写真

江戸時代の様子を撮影された写真はそれほど多くありません。

この図鑑で紹介されているのは、世界各地を巡って日本に上陸した英国人写真家の作品です。

この作品が、なんと

カラー写真なんです!!

なんか勝手に白黒だと思っていたので驚きました。

カラー写真だと、今もそこに誰かが住んでいるような気持ちになるので不思議ですね。

 

当時の絵師が描いたユニークな絵の数々

人間が猫の姿で描かれている一枚

写真がほぼ無かった江戸時代。

当時のくらしぶりが分かるのは、なんといっても絵画です。

写実的なものから、人を動物に例えたユニークなものまで、絵師の個性がよく分かる作品ばかり。

何気ない日常のシーンを描いているものが多くて、当時の流行りだったのかな?と思いを馳せてみます。

絵には文書だけでは分からない文化がいっぱい詰まっているので、眺めるだけでも楽しめますよ。

 

江戸っ子は娯楽を見つける天才

現代でも観光客で賑わうスポットが多数登場

江戸時代も中期になると治安も良くなり、多くの娯楽が生まれたそうです。

月見・花見・花火見物・歌舞伎・宝くじ・大相撲などなど…。

今は日本全国で楽しんでいる文化も、最初は江戸っ子たちが始めたんですよ。

特に、季節ごとの景色鑑賞は、お金もあまり使わずに楽しめる粋な文化ですよね。

 

 

おすすめの楽しみ方:誰でも今すぐブラタモリ。

川や水路などは大きく変化していないことが分かる

上記が何か分かるでしょうか。

なんとこの図鑑では、江戸時代の地図と一緒にGooglemapも掲載されているんです。

「今は森ビルになったんだ…」なんてちょっぴり切ない想いを抱えながら名所巡りすることが可能なんです。

タモリ倶楽部のようなブラタモリのような散歩がしたい方におすすめです。

私も今度東京に行く機会があったら行きたいなぁ。

 

 

まとめ:文化を作り上げた町民の生き様にふれる図鑑

時代劇・江戸時代というと、やっぱり侍にスポットが当たります。

でも今回思ったのは、この時代を象徴する文化の多くは町民発信だったということ。

それを知ると、今後の時代劇鑑賞でも注目ポイントが変わってきますね。

町民・商人たちの文化を見逃さないようにしなければ!!

 


 

 

 

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